「内蔵型冷え症」って聞いたことありますか?
内蔵型冷え症は、「エアコンの風が原因」の冷え性とは違い、エアコンなど関係なく一年中寒いと感じてしまう冷え性のこと。
どんなに厚着をしても寒いと感じるので、改善策が見つからないんです。
しかも、残念なことに、冷え性は病気じゃないので特効薬がないんだそうです。
でも、大丈夫!
その冷え症、漢方が改善してくれますよ。
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目次
冷え性には当帰四逆加呉朱萸生姜湯が効く
冷え性は病気ではありません。
でも、決して健康ではない症状。
この「病気ではないけれど健康ではない」状態を未病といいます。
このような未病の改善によく用いられるのが漢方薬。
人の力が加わった薬と違って、漢方薬は生薬と呼ばれる自然界に存在する植物を利用して作られています。
薬ではないので、薬のような即効性は期待しないでくださいね。
「治す」のではなく、そのような症状にならないように「体質改善」をしていくのが漢方薬の目的で、服用期間も長い(数カ月~半年ほど)のが特徴です。
当帰四逆加呉朱萸生姜湯とは
当帰四逆加呉朱萸生姜湯→「とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう」と読みます。
漢方薬にもいろいろ種類はありますが、中でも内臓型冷え症の人にオススメしたいのがこの漢方薬です。
ツムラやクラシエなど様々なメーカーから発売されています。
病院でも処方してくれますよ。
- 末端冷え性(手足の冷え)
- 下腹部痛
- 生理痛
このような症状の人にオススメです。
併用している他の漢方薬や薬、冷え性以外の症状によっては、飲み方が変わってくることがあります。
説明書をよく読むなどして注意してください。
ただ、そうはいっても合わない人もいます。
特にアレルギー体質の人は気を付けましょう。
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下半身冷えを薬膳で予防する
薬膳とは、食物と「漢方の原料となる生薬」を組み合わせて作られた食事のことをいいます。
漢方薬だけに頼るというのではなく、普段の食事も気を付けていくとより冷え性が改善されやすくなりますよ。
私たちに身近な薬膳の材料をご紹介します。
はと麦
殻が付いているはと麦の実は、薬膳では中身を取り出し天日で干して使います。
むくみ改善や代謝アップの効果を期待できます。
内臓型冷え症の他、風邪予防やインフルエンザの予防としても効果的です。
葛(くず)
薬膳では、根から作られる粉(葛粉)を使います。
市販品の中には「じゃがいものでんぷん」が入った葛粉も売られていますが、「本葛」と記載されている葛のみを材料にしているものを選ぶようにしましょう。
じゃがいもは体を冷やす効果があるので冷え性の人には向きません。
シナモン
内臓型冷え症からくる食欲不振や下痢などといった症状に効果があります。
また、自律神経のバランス調整効果も期待できるので、イライラや不安感などといった精神不安定な時期に摂るようにするといいでしょう。
杜仲葉
杜仲茶に使われる葉っぱのことで、お茶は葉を煎じて作りますが、薬膳では樹皮を材料とします。
杜仲葉には鎮静作用がありますので、冷えからくる体の痛み・疲労感で困っている人にオススメです。
ナツメ
月経痛がひどい人に特にオススメ。
月経が始まってからではなく、月経が始まる前から摂ることで、月経が原因でくる様々な体調悪化に備えることができます。
韓国料理「サムゲタン」などでも使われている材料です。
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腸を温めるためには漢方薬だけに頼らない生活を心がける
いろいろと頑張っても、なかなか症状が改善されていかないこともあるでしょう。
漢方薬や薬膳も大切ですが、それだけに頼るのではなく、普段から体を冷やさないようにするなど工夫することも大切です。
特に腰回りや首回り、足元の冷えには注意を払って生活するといいですよ。
胸元が大きく開いたような服は首を冷やしますので、ストールなどを持ち歩いて寒いときに使用しましょう。
裸足やストッキングのみだと足元が冷えます。
ひざ掛けや靴下などで冷えから体を守りましょう。
おしゃれのための薄着は、内臓型冷え症となる大きな原因の一つです。
発症してしまうと治りづらいので気を付けてくださいね。
まとめ
未病を改善するには、漢方が効果的です。
改善が難しい場合もありますが、なるべく長く服用して様子をみるようにしましょう。
漢方薬・薬膳と漢方の世界は奥深く、様々な種類のものがあります。
あまり期待しすぎてもいけないですが、自分に合ったものを見つけることが大切です。
漢方薬や薬膳などを利用して、内蔵型冷え症を治してしまいたいですね。
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